最近発売されたトヨタベロッサは皆さんご存知ですよね。トヨタいわくラテンデザインだそうですが、元祖ラテンデザインのクルマがこのランチア・テーシス(テシス)です。フロントマスクはベロッサそっくりです。フロントグリルは50年代のランチアをイメージして作られたそうなので、真似をしたのはトヨタ?となるのかなぁ。でも、ほとんど同じ時期の発表なので、偶然の一致でしょうね。
イタリア本国では、ランチアはプレミアムブランドですが、テーシスは今までのフラッグシップのカッパに代わるモデルで、日本への導入は未定です。ラリーで有名だったデルタ以降、日本になかなか入ってこないランチアですが、多分これも、一部並行輸入されるだけで、きっと見ることはほとんどないでしょう。ランチア・デトラがプリメーラに間違えられたように、ランチア・テーシスもベロッサに間違いられるのかなぁ・・・。
テーシスは、大きさはメルセデスEクラス、BMW5シリーズと同じぐらいで、主力エンジンはアルファロメオのV6 3リッターを搭載すると思われます。また欧州向けはディーゼルエンジンモデルもありますが、ランチアはフィアットグループの一員で、フィアットグループはGMグループなので、同じGMグループのいすゞの3リッターのディーゼルエンジンを積む噂もあります(どうやらアルファロメオのディーゼルがいすゞ製になるのは確かそう)。
目黒通りの信号待ちで横に並んだ車の人がじろじろ見るので、こちらも相手を見てみると、ランチアのリブラでした。今ランチアに乗る人はよほどのクルマ偏屈に違いないので、こちらの変な色のZ3をまじまじと眺めていたのでしょう。
ランチアは現在正規のインポーターがいないため、オートトレーディングやガレーヂ伊太利屋等で細々と平行輸入で販売されています。小型車のY(イプシロン)は結構変わった車ですが、大型車のリブラはいたってオーソドックスな高級車です。ランチアはフィアットグループのプレミアムブランドの位置付けです。リブラはアルファロメオ156をベースにアルファロメオほどキザではない、適度にスタイリッシュなセダン・ワゴンとなっています。
積極的に買う理由は見当たりませんが、人と違ううクルマに乗りたい人にはいいかもしれません。ワゴンもなかなかお洒落ですよね。シートは必ずアルカンタラ仕様、決して本革仕様にはしないように。
Yは「イプシロン」と読みます。
Yは前日のプジョー106と同じぐらいの大きさのベーシックカーです。ただ違いがあるとすれば、ランチアはプレミアムブレンドをうたっているため、小さな高級車として成り立っていることではないでしょうか。
アルカンタラのシートは非常に肌触りがよく、この車の価値を高めています。外観は何者にも似ず、フロントからリアに掛けてのゆるいアーチを描くベルトラインは美しく思えます。うれしいことにベーシックモデルは6MTを装備していて、非力なエンジンを隅から 隅まで使える設定なのです。
くるま道
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