オペルはGMの子会社です

OPEL SPEEDSTER 【2002年11月30日】

恵比寿ガーデンプレイスでトランスポーターに乗ったシルバーのオペルスピードスターを見つけて、観察させていただきました。日本GMがガーデンプレイスにオフィスを持っていて、昔はオペルのショールームもありましたが、いつのまにかなくなってしまいました。ヤナセからすべての輸入権を移管されたので、どこかにオールGMのショールームを作って欲しいですね。

さて、スピードスターは写真で見るより小さかったです。ベースとなるロータス・エリーゼよりも四隅がせり上がっているので、大きく見えるのでしょう。安全装備を充実させたためか、車重はエリーゼ111Sと比べて170kgも重たくなっていて870kgです。ただ、もしオペルの安全基準で作られているのなら、170kgの重量増もやむを得ないとは思います。日本車の軽量スポーツは、トヨタMR-Sが990kg、マツダロードスター1.8Sが1060kg、ダイハツコペンアクティブトップが830kg、ちょっとカテゴリ違いのトヨタヴィッツ1.5RSが930kgです。このクラスで100kgを軽量化することはたいへんなことなので、2.2リッターエンジンを積むオペルスピードスターの軽さは飛びぬけているかもしれません。

その2.2リッターエンジンは、高燃費で、厳しいヨーロッパのEURO4を先取りしている、素質の良いものです。エリーゼに積んでいる1.8リッターのローバー製ユニットよりは、はるかに現代的なものと思われます。出力は147馬力と平凡で、高回転型ではありませんが、車重に対するトルクは十分だと思われますので、運転しやすいことが想像されます。

エアコンが装備できないのが最大の欠点ですが、セカンドカーと割り切ればそんなに気にならないでしょう。MR-Sやマツダロードスター、エリーゼとくらべてデザインはコンサバティブで、より上質な感じがしますので、大人向けのロードスターとしてお勧めです。

私が買うなら色はあえてスポーツカーらしくないシルバーを選びます。ゆったりと峠を攻める大人のスポーツとして。

OPEL Vita GSi / Sport 【2002年2月17日】

hitomiのかっこいいCMが印象的なニューVitaは女性をターゲットとしてスタートしましたが、2002年になってから、ひっそりと(?)スポーツモデルをリリースしていました。グレードはGSiとSportの2つで、GSiはあの小さな体に1.8リッター125馬力のエンジンに5MTを搭載、Sportは1.2リッター75馬力のエンジンにMTベースのセミオートマ「イージートロニック」を採用しています。ともに5ドアで使い勝手は良さそうです。VW POLOのGTIがモデルの切り替えで新車で手に入らなくなったので、ドイツ製コンパクトスポーツは現在Vitaだけです(ゴルフや318tiはコンパクトというには大きすぎますよね)。

Sportは1.2リッターですが、装備もホイールがスチールになるぐらいで、他モデルと比べても遜色なく、169万円とたいへんリーズナブルな価格です(5ドア1.4リッターモデルのGLSは184万円)。イージートロニックを駆使して高回転まで引っ張り、エンジンを使いきる乗り方をするのにはもってこいのモデルですね。

GSiはオペル久々の本格スポーツモデルで、あの小さなボディに1.8リッターのエンジンを積んでいるホットハッチです。209万円という値段は、プジョー206XSの187万円と比べるとやや高価ですが、1.8リッターということを考えると、適正価格だと思います。でもニュー・ミニ・クーパーの225万円と比べると商品力があるかどうか・・・。5ドアなので、バッティングしないかもしれませんが、輸入車を選ぶ人は、ブランドでミニやプジョーを選ぶと思うので、厳しい戦いになりそうですね。でもオペルからスポーツモデルやスペシャルモデルをなくしてしまうと、ますますブランドイメージが低下すると思いますので、販売的には厳しくても、GSiやアストラクーペをラインナップし続けて欲しいです。

OPEL ASTRA Coupe 【2001年8月3日】

VWゴルフの影に隠れて、現行のアストラは苦戦しているようですが、クーペモデルが追加されました。開発に当たってはイタリアのカロッツェリアのベルトーネが関与し、元のハッチバックのデザインのエッセンスをちりばめながら、まとまりの良いクーペスタイルを実現しています。

実は私はクーペが好きで、このアストラのクーペも期待しています。基本的に現代のクルマでは、クーペはプレミアムモデルということで、セダンよりも高級・スポーティに作る傾向があります。一昔前の国産車ではスポーティばかりを強調し、高級さを忘れたクーペ作りをしていましたが、ソアラのようにプレミアムなモデルも出てきて、本来のクーペとはこういう事だとトヨタの教えられました。余談ですが、北米にも輸出すると言われているスカイラインのクーペにも期待ですね。

本国ではもちろんMTモデルが中心ですが、日本市場では売れないため、AT仕様で登場です。順当なマーケティングだとは思いますが、オペルのクーペモデルというニッチなものこそ、MTを入れるべきではないでしょうか。本革シートやナカミチのオーディオシステム等、高級なイメージを強化していますが、オペルに高級さを期待している人は少ないと思いますので、高級「かつ」スポーティなMTモデルを望みます。

お勧めは唯一赤色の革シートがおごられるブラック外装色のモデルです。

OPEL CORSA 【2000年10月31日】

まだ日本に正式導入していないオペルのコルサ(日本名ヴィータ)を見ました。1台のクルマを取り囲むように何人もの人に囲まれていたので、国内ジャーナリストへのお披露目会でしょうか。ナンバーは仮ナンバーで、オペルのマークは(なぜか)隠されていました。ぱっと見、旧型とあまり区別できませんが、よく見ると丸っこかった旧型よりもエッジがはっきりしていました。リアのテールランプはボルボ風(というより日産ティーノ風)で、大きさは見る限りそれほど大きくなっていないように感じました。

コルサはGMグループであるアダム・オペルの最量販世界戦略車で、3ドア、5ドアに加えて先代ではクーペも発売されていました。日本でもビューティフルライフで赤いヴィータに常盤貴子が乗っていたので有名になりましたよね。

かなり小さい車ですが車重は1tを超えていますので、安全性を重視した現代の車ですね。1.8リッター版のスポーツも発売されるようですが、1160kgとアナウンスされていますのでホットハッチもだんだん重たくなりますね。軽量化技術はトヨタが世界一ですが今度発売されるヴィッツRS1.5は940kgなので、同じセグメントでも200kgも違います。

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